足関節捻挫
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足関節捻挫は二種類あります。内方向への捻挫と外方向への捻挫があり骨格的に内方向への捻挫が主に起きます。足関節捻挫でよく起こる症状としては以下のものがあります。
歩くときに痛む。
治ったと思ったらまたすぐ捻挫してしまう。
関節が腫れて動きが制限される。
歩くときに身体が傾いてしまう。
関節が腫れて熱くなる。
以上のことがよく見られるので、皆様足首を捻挫したかもな、と思った時にはぜひ参考にしてみて下さい。 -
足関節捻挫に対する当院の考え
足関節捻挫とは、簡単に説明しますと足関節を固定する靭帯に強い圧が加わり靭帯が伸びてしまい固定力が落ちてしまう状態を指します。怪我をした直後ですと靭帯が付着している周囲が激しい炎症を起こしてしまい赤く腫れて強い痛みを伴います。足関節捻挫ではまず捻挫の度合いを把握することが一番重要ですので、当院では怪我直後の捻挫では無理の施術を行わず、安静・アイシングを行い炎症を落ち着かせ整形外科への受診を促し、レントゲンなどを撮ってもらいその検査結果によって提供する施術を決めていきます。むやみに捻挫に対して施術を行わないのが当院の方針です。
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足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
捻挫の度合いにもよりますが、足関節の「あそび」が強くなります。いわゆる不安定感ですね。靭帯が伸びて関節の固定力が低下するので、一度捻挫してしまうとクセになるというのはこのためです。これは軽症、重症どの度合いでも大抵この状態になります。重症ですと、靭帯は伸びるのではなく伸びきって千切れてしまいます。こうなってしまうと、靭帯による固定力は皆無に等しいので力を入れてないと関節に負担がかかるので基本的には靭帯再腱手術などを行い、千切れてしまった靭帯を他の靭帯で補うという風にしていきます。ですので、捻挫したときは整形外科に受診して頂きご自身で自分の身体がどういった状態なのか確認してください。
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足関節捻挫の改善方法
前述してある通りですが、まずは炎症を抑えるためにアイシング・安静が最優先です。そのあと固定、関節の働きが悪くなりその部分をかばうために緊張して硬くなってしまった筋肉をほぐす、緩めるという順序で施術を行っていきます。筋肉をほぐしていくことと同時に筋肉をトレーニングにしていかねばなりません。なぜなら、そもそも筋肉が硬くなる理由は関節を固定する靭帯が伸びて弱くなることにより代わりに筋肉が関節を固定すようとするからです。ですので、関節の固定力を改善させるためには関節の炎症、筋肉の張り感を取り除いて痛みを無くしたあとセルフケアで足関節周囲の筋肉を鍛える必要があります。
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足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
足関節捻挫に対して当院が提供している施術は主に鍼施術と骨格矯正とテーピングです。怪我直後は炎症が起きているため、安静・アイシングが最優先です。それに日常生活で関節への負担を減らすためにテーピング、サポーターを付けることをお勧めさせて頂いております。当院ではリカバリー足関節サポーター(IFMC)という市販されていない接骨院限定販売のサポーターを置いております。炎症が落ち着きましたら血液循環の改善や、関節の負担を取り除く為に関節固定に関わる筋肉の緊張緩和を目的に鍼施術を提案しています。筋肉の張り感を取り除けたら骨格の歪みを矯正して、捻挫を再発しにくいお身体にしていきます。
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その施術を受けるとどう楽になるのか
鍼施術を行うと落ち着いた炎症をさらに鎮静させることが出来ます。サポーターなどで固定・安静させているので血液の流れが悪くなってますので鍼を行うことで血流改善も期待することが出来ます。骨格矯正を行うと足関節の関節のバランス(アライメント)を矯正して正しく元に戻していくことで日常生活で起こる下半身の疲れを出にくくして、捻挫を再発しにくくしていきます。また、全身骨格矯正ですと上半身も矯正しますので肩こり、頭痛をお持ちの方にはより効果的となっております。
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改善するための治療頻度はどのくらいか
鍼施術は足関節にかかる負担を取り除いて関節を動かした時出る痛み・筋肉の張り感が取れれば大丈夫です。骨格矯正ですと、矯正してから定着するのに大体9~12ヶ月かかるので定着までもっていくのでしたら長期間を視野に入れなければいけません。鍼も骨格矯正もどちらも主に週に二回ほど受けて頂けたら理想のペースとなります。ですが、施術は受ければ受けるほど効果が増大していきますので積み重ねていくことが重要です。