悩みタイトル

朝起きた時に急に背中が痛くなり呼吸するだけでも痛くなる。
いつものコリとは違う痛みで熱感がある。
背中が痛くなりすぎて眠ることも出来ないので寝不足になる。
病院でレントゲンなどの検査をしても異常が無いと言われる。
痛みの度合いとしては背中が強く引き伸ばされたような痛みがある。
肩を小さく動かすことは可能だが大きく動かそうとすると背中に激痛が走る。
前かがみの姿勢を取ると特に痛みが強くなり痺れも出る。

このような症状でお悩みの方は、『ぎっくり背中』かもしれません。

ぎっくり背中に対する当院の考え

当院は段階的に施術することが大切だと考えます。

ぎっくり背中になると強い痛みが起きて日常生活に大きな支障をきたします。
この痛みを取るためにまず来院して頂いて施術が必要になります。急性の場合炎症を起こしてるのが多いのでこの痛みを和らげる事が重要ですが痛みを取るだけでは根本的解決には至りません。
痛みがあることで動けなくなり筋肉がかたまってしまって痛みが引いても思うように動けなくなってしまうからです。

それに伴い筋力低下も引き起こすので力も入りにくくなります。一度筋力を失うと、治すには多くの時間がかかります。
それを防ぐために継続して経過を問診、視診、触診を用いて状態を確認していきながらその日に合わせて施術していく必要があります。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

急性期で起こると痛みの度合いにもよりますが、通常は歩けない程の痛みが起こり動くことが困難になります。
2、3日で痛みは軽減することが多いですが、痛みにより動かないでいると筋肉が硬直し、動かすと更に痛みが強くなります。
さらに進行すると何もしなくても痛くなり、痛みで寝付けなくなります。

背中の筋肉は首や肩などに密接に関わっており、痛みが引いた後に筋肉の過剰な緊張状態が作られる可能性があるため、痛みが引いた後も放置してしまうと、肩こり首のこりも出やすくなります。
またこの過度な緊張により再発の可能性も高まります。このため早めの施術が大切です。

ぎっくり背中の軽減方法

症状の軽減には段階的に施術を行う必要があります。
急性期にマッサージの施術は痛みが強いので行いません。
まず炎症が強い場合アイシングで患部を冷やし、基本的な日常生活での安静を指導して、『鍼施術』、『電気療法』などで炎症を抑えていきます。

炎症が収まった後は組織が修復していく過程に入ります。
筋肉が硬直していたことにより特定の動作で痛みを起こすことが多いので、適度な刺激を加えつつ身体本来の可動域や柔軟性を獲得するため、『鍼施術』や『ストレッチ』で施術を行います。
日常生活での動きで負担になることも多いため、この時期の施術はとても大切になります。

施術を受けるとどう楽になるのか

『針』の場合
痛みを起こしている部位に直接刺激を与えることが出来、疼痛を和らげたり筋肉の緊張を解くことが出来ます。

『上半身矯正』の場合
動かせなくなって固まっている上半身の筋肉と関節を動かして、上半身の筋肉の柔軟性を取り戻します。
更に動かすことによって血流を促進させ、治癒を早めることが出来ます。

『楽トレ』の場合
背中の筋力低下を起こしている筋肉を効果的に鍛えることが出来ます。表面だけではなく動かすことが難しい深層の筋肉を鍛えることが出来ます。

軽減するために必要な施術頻度は?

痛みが強い場合は最低2日に1度は必要です。炎症を抑えて動かせるようにするために最初は毎日お越しいただいても大丈夫です。

痛みが引き、動かせるようになったら週3回のペースで施術が必要です。固くなっている筋肉を1回施術しても個人差もありますが、3日で元に戻ることが多いからです。
期間が空いていしまうと施術で元に戻っていた筋肉がまた硬くなってしまうので、いい状態を保つため続けて行くことが大切です。