筋膜ストレッチ｜服部天神駅前接骨院

そもそも『筋膜』という言葉を聞くのも始めての方がほとんどだと思います。
筋膜とは筋肉を包んでいる膜で、お身体全体に張り巡らされているもの。筋繊維や器官、神経などとも連結していて三次元的に全身を覆っており、『第二の骨格』とも呼ばれています。
全身に張り巡らされている・・・ということは、足の筋膜を引っ張ると上半身の筋膜も引っ張られるということになるんです！驚きですよね！！
そしてさらに細かく分けると浅筋膜・深筋膜・筋外膜・筋周膜・筋内膜と連続して層になっており、すべての筋組織はお互いに滑りあうように動きます。
その筋膜には筋肉を保護する作用、筋肉を動かす時の滑りを助ける作用、血管や神経・リンパ管を支えて通過させるなどの様々な機能があります。

ではなぜ、この筋膜ストレッチが必要なのでしょうか。
それは筋肉・筋膜が正常な状態ではないとケガや痛みが出やすくなってしまうからです。
筋膜は先ほども述べたように全身に張り巡らされています。そしてその筋膜にはアナトミートレインという筋膜のラインがあります。具体的には、お身体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通して、姿勢や動作の安定がどのように得られるか解剖学的見解から編み出された理論のことです。実はそのラインはある論文では１０本あると言われており、身体の構造や動きに大きく関与しているそうです。その一つにスパイラルラインというラインがあり、当院でやっているストレッチの１つにもこのラインに特化して伸ばすものもあります。
つまりこのストレッチをすることで、筋膜・筋肉を伸ばすと同時に、動きの改善も行うことができるのです！

その筋膜は柔らかい組織なので、委縮・癒着しやすい特徴があります。筋膜の委縮や癒着が時にコリや痛みを招き、筋肉の柔軟性を損なう原因になります。
そして、筋膜自身はコラーゲンでできており、８５％が水分です。水分の枯渇やストレス、同じ姿勢での長時間作業（パソコンやデスクワークなど）、筋肉の柔軟性の低下などにより、筋膜同士が癒着してしまい、筋肉自体の動きを阻害してしまいます。
そのため、筋膜は筋肉と同じくらい重要な組織であり、日頃からケアをすることが大切になっていきます。
そもそも筋膜が萎縮している状態は、その筋膜の下にある筋肉も動きが悪くなってしまう恐れがあるということ。身体の動きが悪いのは筋肉が硬いからと思われがちですが、もしかしたら筋膜に異常があるからかもしれないんですね。
だからこそ、これまで説明してきた筋膜リリース、当院の施術メニューでいう『筋膜ストレッチ』が大切なんです！！

当院で行なっている筋膜ストレッチはこれまで説明した筋膜、そして筋肉を伸ばす施術法です。正常に稼働していない筋膜を伸ばしたり、硬くなった筋肉を伸ばしたりするものになっています。
詳しい内容としては、下半身中心の施術で、太ももからふくらはぎの筋肉、腰付近の筋肉までも伸ばすことができます。
また当院ではその施術をあん摩マッサージ指圧の後に行うため、筋肉がややほぐれた状態で伸ばすことができ、家で一人でストレッチをするときよりもより筋肉・筋膜を伸ばしやすいのもこの施術の特徴となっております。
どうしても1人でやると、どこかうまく伸びなかったり、少し妥協したりすることもありますよね。筋肉骨格のプロである私たちが行う施術ですので、より効果も実感しやすいと思います！

さて、その効果は様々あります。
まず１つ目は柔軟性が上がることです。
硬くなった筋肉、筋膜を繰り返しストレッチすることで柔軟性が上がり基礎代謝がアップし、血液の流れが良くなるといわれています。また、基礎代謝をアップさせて血行を良くすることで、冷え性を軽減し痩せやすい体質になるともいわれています。
２つ目は怪我をしにくくなることです。
ストレッチによってお身体を柔らかくすることにより、筋肉の温度が上がります。そうすることで、運動などによる怪我や辛い筋肉痛を未然に防げるお身体にすることができるといわれています。
一方、まだ筋肉が温まっていないまま運動を始めると、筋肉や関節が傷つきやすくなってしまいます。

これまで説明してきた筋膜ストレッチですが、どれくらいの頻度でやったほうが良いのでしょうか？
目安は週に3回と言われています。
毎日やったほうが、やった分だけ結果になるのでは？
と思う方もいるかもしれませんが、1つの研究で2ヶ月間のストレッチを週に3回やる人と週5回やる人でどれだけの柔軟性の変化があるかを比べた所、その2つに有意差は見られなかったというものがあります。
そしてここで大事になってくるのは、期間です。どれだけ頻度を守っても、期間が短ければ結果は出ません。
まずは、週に3回のペースで3ヶ月間を目安として施術を受けていただくのがオススメです！！