不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 寝てはいるけど疲れが残っていたり、寝よう寝ようと思えば思うほど逆に寝られなかったり、少しの物音で起きてしまったり、仕事中に眠たくなって集中できなかったりして満足のいく睡眠が取れません。こういった症状も不眠症に入りますか?
A それは立派な不眠症と言えるでしょう。
不眠症とは、入眠に時間がかかる「入眠障害」、夜中に何回も目が覚める「中途覚醒」、朝早くに目が覚めてしまう「早朝覚醒」、疲れが残り睡眠が浅いと感じる「熟眠障害」の4つのタイプがあり、それを原因として起こる日中の眠気による集中力の低下、抑うつや意欲低下などの精神症状、食欲不振や頭痛、倦怠感などの身体症状のことを指します。この睡眠問題が1ヶ月以上続き、上記の症状が出ていれば慢性的な不眠症と言えるでしょう。
約5人に1人が抱えていると言われている病であり比較的女性に多く、20~30代から始まり加齢と共に増加する言われています。
中でも入眠障害の方が多く、高齢になるにつれ中途覚醒や早朝覚醒の方が多く見られます。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 最近眠れなくて気付いたら朝になっていたり、布団に入ってもなかなか寝つくことができません。20代の時はこんなこと無かったのですが、だんだん歳を重ねるごとに酷くなっている気がします。生活は変わっていないのに不眠になる原因は何ですか?
A 原因はさまざま考えられますが、一般的には不摂生による自律神経の乱れが原因と言われています。自律神経には交感神経(緊張状態)と副交感神経(リラックス状態)があり、シーソーのように互いにバランスを取りつつ身体を機能させる働きがあります。
就寝時または就寝前に交感神経が働くと体が興奮状態になり、うまく睡眠まで行けないのです。
環境要因が原因であれば騒音や光、寝具や枕が合わない、室温や湿度などが挙げられます。
また、病気では高血圧や心臓病、ムズムズ脚症候群(レストレスレッグス症候群)、糖尿病、無呼吸症候群、アレルギー疾患といった病的要因も考えられます。
薬の副作用やアルコール、カフェイン、ニコチンなども影響を受けやすいです。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 不眠症を患っています。学生の頃は苦痛では無かったのですが、働き始めてから体調が悪化してきていて些細なことでもイライラして人に八つ当たりしてしまいます。人にあたった後は自己嫌悪に陥り憂鬱になります。早くにでも治したいのですが何か良い軽減方法はありますか?
A 不眠症の軽減方法は要因によって異なります。ストレスが原因であれば自律神経の副交感神経(リラックス)を優位にさせるためにアロマやストレッチ、深呼吸などして落ち着かせるのも良いでしょう。スマートフォンは逆に交感神経(緊張)を働かせてしまうので約1時間前には止めるようにしましょう。
環境要因が原因の場合でしたらなるべく自分に合う睡眠環境を作りましょう。
また深部体温が高いと寝つきが悪くなる傾向があり、睡眠時は深部体温が1℃ほど下がります。
寝る1~2時間前にお風呂に入ると、ちょうどいいタイミングで深部体温が下がってくるのでおすすめです。湯船に浸かるのも副交感神経を優位にするのでオススメです。
そして何より生活習慣を見直し、早寝早起きと適度な運動を心がけましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 以前までかなり酷い不眠症を患ってましたが、不摂生を整えたところ今は結構治ってきた気がします。もう前回のような不眠症にはなりたくないのですが生活リズムを整える以外の方法が思いつきません。
これからどのようにして対策していけばいいでしょうか?
A 身体の内側から変えていく方法はいかがでしょうか?食べ物では「トリプトファン」を体重1kgにつき2mg程度摂取すると良いと言われています。トリプトファンは夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。 トリプトファンが多く含まれる食材は、大豆製品や乳製品、ナッツ類、まぐろ、牛肉、卵などのたんぱく源となる食品、そして数の子やかつお節にも多く含まれますので、食生活に積極的に取り入れてみてください。
「失眠」という不眠を解消する有名なツボもあり、足の裏、かかと中央の少し凹んだところにあります。このツボは高ぶった神経を落ち着かせて眠気を誘う効果が期待されていて、お灸をしてリラックスへと導きます。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 不眠症の改善策を調べていると薬を服用してる方がよくいらっしゃいますが、私は薬の副作用が怖いのでなるべく服用せずに治したいのですが薬以外の治療法はありますか?
接骨院でも不眠症は施術の対象になるのでしょうか?
A 当院では不眠症に対する治療も行っているので薬が怖いという方は是非お越しください。当院がオススメする施術は「頭蓋骨矯正」と「全調整鍼」の2つです。
まず「頭蓋骨矯正」では、頭蓋骨を元の位置に戻し歪みをとる施術になります。この頭蓋骨が歪んだ状態でいると自律神経が乱れ、不眠の他に頭痛、立ちくらみや耳鳴りなどといった症状も出てきます。
次に「全調整鍼」では東洋医学を用いる治療になります。腹診(お腹を順番に押していき、内臓器官の状態を確認す方法)で根本の原因を探り、鍼を打っていきます。「全調整鍼」では経絡治療(全身にエネルギーを循環させている通り道を使い遠隔で治療する考え)を用いるので、顔に直接鍼をする訳ではなく手足にしていくので初めてで鍼が怖い方でも受けていただけると思います。
ご来院お待ちしております!