ばね指について

ばね指とは?

ばね指は、指の付け根にある腱鞘と呼ばれる組織が炎症や肥厚を起こし、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる症状です。ばね指の正式名称は狭窄性腱鞘炎です。基本的には鍼灸整骨院では完治することは難しいですが、症状の軽減が期待できます。

ばね指の根本原因は?

根本的な原因は、手の使い過ぎによる腱鞘の炎症です。
ばね指になるメカニズムは下記の通りです。
まず初めに、ばね指は50〜70歳の女性に多く、60歳後半にピークを迎えます。
指は曲がる際に、腱がスムーズに動くために腱鞘を通過します。
長年の使い過ぎによって、腱と腱鞘が摩擦を起こし、炎症が発生します。
炎症によって腱鞘が肥厚し、腱がスムーズに動かなくなります。
その結果、腱が引っかかり、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなります。
進行すると、指が曲がったまま伸びなくなり、ばね現象が起こることがあります。

こんなお悩みはありませんか?

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細かい作業がやりづらい
物を握るの難しくなる
ボタンがかけにくい
指の付け根が痛む
指を曲げ伸ばすときに痛む
朝起きたときに指がこわばる
痛みが悪化すると、夜も眠れない

ばね指は、睡眠や日常生活に支障をきたすだけでなく、痛みや見た目の問題などざまざまな支障をきたす病気です。少しでも違和感を感じたら重症化して悪化する前に早期治療をするのが理想です。

                

ばね指に対する当院の考え

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ばね指は基本的に重症化すると、鍼灸整骨院では完治することは難しいですが、軽症であれば症状を軽減させることができます。
症状が軽い初期の場合は、安静、サポーター、アイシングなどで炎症を抑えることが大切です。炎症がなくなり次第、手技施術や鍼灸施術などで腱鞘周辺の代謝を良くすることで、痛みや可動制限の軽減が期待できます。

重症化し、症状が軽減しない場合は、整形外科などでステロイド注射や腱鞘切開術などの大掛かりな施術が必要になることもあります。

思い当たる症状がある場合には、早期に医療機関を受診し、適切な施術を受けることが大切です。

ばね指はなぜ起こるのか?

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根本的な原因は、手の使い過ぎによる腱鞘の炎症です。
長年の使い過ぎによって、50〜70歳の女性に多く発症し、腱と腱鞘が摩擦を起こし、炎症が発生します。
現代社会では、普段からスマートフォンを使用したり、ペンやパソコンを使ったデスクワークを行ったり、またスポーツや趣味などで手を使うことが非常に多くなっています。
炎症によって腱鞘が肥厚し、腱がスムーズに動かなくなります。
その結果、腱が引っかかり、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなります。
進行すると、指が曲がったまま伸びなくなり、ばね現象が起こることがあります。

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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症状の悪化、痛みやしびれが強くなる
・指の曲げ伸ばしがさらに困難になる。
・指が曲がったまま伸びなくなる(ロッキング現象)
・関節が変形する。
・物を握れなくなる。
・ペンやお箸が持てなくなる。

主に腱鞘での炎症を放置した結果、腱鞘周辺の組織が肥大化し、症状が重くなっていきます。

軽症と重症の場合では状態にもよりますが、施術開始時期が大きく影響します。
早期施術が回復に大きく関わるため、異変を感じた時にはすぐに相談することをお勧めします。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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手の極みや鍼灸施術、電気施術、テーピングなどがあります。
まず大前提として、炎症を抑えてから施術を行います。
物理的施術としては、アイシングや鍼灸施術などが有効です。
アイシングを行うことで、炎症を起こしている患部の悪化を抑えることや、痛みを感じにくくすることができます。また、鍼灸施術は抗炎症作用があり、これも炎症の悪化を抑えることができます。
次に、強ばって動かしにくい症状には「手の極み」というメニューがあります。強ばって動かしにくくなった関節や筋肉を直接ほぐし、血行を良くすることができます。また、電気施術も同様の効果が期待できると考えています。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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アイシングや鍼灸施術を受けることで、ばね指の大元となる炎症を抑え、症状の悪化や痛みの軽減が期待できます。
炎症を抑えた後に手技施術や電気施術で血行を良くし、指の可動域を元に戻していきます。
また、炎症が治まった後でもテーピングなどであまり動かさないように安静にし、アイシングや鍼灸施術を続けることで、ばね指の再発を防ぐことが重要です。
根気強く施術を続けることで、徐々に変化が見られるようになります。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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「週2~3回を目安に通院していただきたいです。もちろん、自宅でアイシングやストレッチ、サポーターを使ってセルフケアをすることも大切です。初めのうちは炎症などを抑えることから始まります。炎症が治まった後から本格的な施術が始まりますので、症状を軽減させるためにもこまめに通院していただくことが重要だと考えております。