外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
外反母趾
扁平足
魚の目
タコ
水ぶくれ
開張足
足のだるさ
足がよくつる
足の痺れ
足の冷え
巻き爪
ハイアーチ
足首の捻挫後の痛み
歩いているとよく躓く
爪の血色が悪い
運動していると頻繁に捻挫をする
足の指でグーパーできない
最近、足に関するトラブルが若い方にも多く見られています。長時間歩くと足が痛くなる、疲れやすい、足裏の特定の部位が痛くなるなど、多くの方が何らかの不都合を感じた経験があるのではないでしょうか。
あなたはこのような足のトラブルを抱えていませんか?
外反母趾で知っておくべきこと
足の親指(母趾)の付け根が飛び出し、親指が人さし指側に向かって「く」の字に曲がった状態を外反母趾と言います。
外反母趾は「脱臼が進行していく病気」でもあります。初期のうちは、指のつけ根の関節が脱臼しそうになる過程のため、痛みが強く出ますが、変形はそれほどひどくありません。進行して完全に脱臼してしまうと、変形は大きくなりますが、痛みは軽減されることがあります。
親指が脱臼した後も変形が進行すると、親指以外の指にも負担がかかり、ひどくなると人さし指も脱臼してしまうことがあります。
靴だけが直接の原因ではありません。個々の骨の形や関節構造など、もともとの足の骨格が大きく影響しています。つまり、遺伝的な足の骨の構造が大きな原因で、それに加えてハイヒールや合わない靴を履き続けることにより、変形につながることが多いと考えられます。
症状の現れ方は?
外反母趾は加齢に伴って徐々に進行し、痛みも変形も強くなっていきます。特に、足の親指と人差し指が交差してくる場合は、早期に施術を受けることが大切です。
足は手と違って、隣の指に影響を及ぼしやすい構造になっています。親指と人差し指が交差するほど外反母趾が進むと、年間に5度ずつ変形が進むと言われています。変形によって指が浮いてくることで、指先で地面を捉えられなくなり、歩行が不安定になることもあります。そうなると、親指だけでなく、人差し指の施術も必要になることがあります。
腫れていて変形しているという外見上の問題だけでなく、歩くときや靴を履くときの痛み、圧迫時の痛み、赤みを帯びていること、親指の付け根の皮膚が硬くなること、親指の可動域が狭くなり動かしにくくなること、さらには親指がしびれるなどの症状も出てくることがあります。
その他の原因は?
ハイヒールや足先の細い靴を日常的に履いていると、足先に負荷がかかり、外反母趾を引き起こすことがあります。また、肥満の場合も体重負荷や筋力の低下が原因となり、外反母趾に繋がることがあります。
歩き方の癖も外反母趾の原因となることがあり、足の筋力を十分に使えていない歩き方をしていると、指の筋力が弱まり外反母趾になるリスクが高まります。
さらに、関節リウマチや糖尿病の場合、関節が変形することで外反母趾を引き起こしやすくなる内的要因が考えられます。
遺伝的素因については明確に認められていないものの、外反母趾になりやすい足の形態的特徴は親子で遺伝することがあるため、その意味では外反母趾は遺伝しやすいとも言えるかもしれません。したがって、親が外反母趾の方は注意が必要です。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾の方の足の裏を見ると、時には足の人差し指の付け根や小指の付け根などにタコが形成され、その部位に痛みが生じることがあります。これらのタコは足の“横アーチ”が低下することにより、中足骨頭が足底に突出し、蹴り返し動作の際に中足骨頭に負担がかかることで生じるものです。
外反母趾の方では親指で蹴り返すことができなくなっているため、代償的に他の指(特に第2趾)が蹴り返す役割を担うことになります。また、親指の付け根の内側の突出部が靴に当たるなどの刺激を受け、バニオンと呼ばれる皮下滑液包炎を生じることがあります。この場合、「はれ」や「発赤」、「疼痛」を伴うことがあります。
当院の施術方法について
患者様の症状や状態にもよりますが、痛みを伴っている場合は最優先で痛みをなくす施術を行う必要があります。主に足底筋や腱の過剰な緊張による痛みが多いので、その場合は筋肉の硬さを緩和するために、『足の極み』施術や患部周辺の『鍼』施術を行うことが重要です。
痛み以外に患部の腫れや自発痛を伴う場合は、早期にRICE処置を行い、患部の炎症を抑える施術が必要です。また、痛みや腫れを伴っていない場合でも、下腿の筋肉の柔軟性を高めるために『筋膜ストレッチ』を施し、『足の極み』で正常なアーチを作ることにより、外反母趾や扁平足を予防することも大切です。
改善していく上でのポイント
ハイヒールなどの踵が高く、先の細い靴をあまり履かないことが大切です。また、普段履く靴も縦横のサイズが合った正しい靴を選ぶことが重要です。足にやさしい靴選びを心がけましょう。
裸足で歩くことや、下駄やサンダルなどの鼻緒のついた履物を履くこと、さらにタオルやゴムひもを用いた運動を行うことも、足の筋力を鍛える効果が期待できるため、有効です。
また、足趾のストレッチを行い、関節の拘縮を予防することも重要ですが、足の状態次第では足趾のストレッチだけでは変化が見られない場合もあります。そのため、症状や状態に応じてふくらはぎや脛などの下腿を広範囲にストレッチし、柔軟性を高めて予防していくことも大切です。